【私にとって仕事とは】
私の講演の中に、『目的と手段』という話を必ず入れるようにしています。 その『目的と手段』の考え方からすれば、私の仕事は手段です! 一生に一度しかない人生を、私らしく謳歌するために、私らしく生き抜く為の手段が 仕事であると考えます。 分かり易く言えば、私らしく生活し、私らしく遊び、私らしく社会生活を送り、私らしく旅行をし、私らしく生きる為の必要経費を生めない仕事は、まず私の仕事としては合わないのです。何が・・・効率が!
そしてもう一つ、仕事として大切にしていることは、やり甲斐のある仕事、達成感のある仕事、また、人に喜ばれ、社会貢献が出来る仕事が私にとっての仕事としての絶対条件です! この事を、SMIビジネスを通して知り、自分でこの様に生きる事を決めることが出来ました。
SMIビジネスは、ノーブルでやり甲斐があり、人に喜ばれ、人間関係が築け、そして自分の人生に、時間とお金と勇気を与えてくれる素晴らしいビジネスだと思っています。このSMIビジネスに出逢えた事、このSMIビジネスをチョイスした事が、私の人生を大きく変えてくれた事も事実です。そして、このSMIビジネスは私の天職と思っています。
仕事の業績は、オーナー社長として、経営者として、また効率や成功を売る者として、大切なことです。しかし、この仕事をしている多くの人達は、自己成長と共に自分自身の業績の進歩・成長・発展に特化する事なく、人に話し、教える方に力が入り、優先順位が高いように思えてなりません。
私は、まずSMIのフィロソフィーや原理原則を第一位に置いていました。 そして、その実践の場が仕事としてのフィールドでした。 社内のスタッフとの付き合い方、朝礼から始まって、指導、問題解決、コミュニケーション、ミーティング方法、賞賛制度、等々の仕事場の全てに於いて、SMIフィロソフィーに拘り、私自身の行動、セールス方法、家族との付き合い方、余暇の過ごし方等々に、SMIらしく行うようにしてきた事が、この仕事で、SMIの50年の歴史の中でいくつかレコードを残せる業績を上げる事が出来たのだと思います。 SMIの創立者、ポールJ.マイヤーは結果を重視し、拘った人物でした。 そのマイヤーの教えを実行したと言えば、一言で説明がついてしまいます。
『厳しい組織には豊かさが同居し、優しい(甘い)組織には辛さが同居する! 厳しさとは、結果に、原理原則に!』 この言葉は、私の仕事への拘りから生まれた、生の声でもあります。
【心の引き出しと人の生き様】
私は成功とモティベーションを売る仕事をしている内に、ある事に気付きました。 それは、人間の誰もが、潜在意識と潜在能力という無限の力を持っている事、しかし、その力に気付き、引き出している人があまりにも少ない事、この内面の心の働きを生み出すためには、無意識の力と言うか習慣の力が必要である事を知ったのです。 その習慣の力を付ける為に、SMIでは一定の間を置いた反復学習を勧めています。 全ての人間力を付ける為には、反復学習しかない事もこのSMIに出会って初めて知りました。
確かに、信用力や体力、知力、そして筋力、どの人間力をもってしても、全てが反復で付く事です。 では、人間が反復学習をするとどうなるのか? ただ闇雲に反復学習をすれば良いのではなく、目的を持った反復学習、目標を常に意識している中の反復学習が必要だという事です。 目的を持ち、目標を意識しつつ、反復する事によって、心の棚の引き出しに整理され、情報や考え方や原則が納められるのだと思うのです。 一言で言えば、勉強をして知識を多く持っている人でも、仕事で、人生で生かせない人が多くいます。 有名大学を出て博士号まで持っている人が、人生で苦労をしているという例もあります。
要は、仕事で、人生で生かせる、人生で成功する為の考え方や原理原則は、自分自身に価値ある目的を持って、目標を意識しつつ、反復学習をする事。 それによって、人間の心の棚の引き出しにその考え方や原則が整理され、納められ、その考えが必要な時に、即、タイムリーにアイディアとして頭に浮かび上がって来るのだと思えてならないのです。
新潟が誇る有名人の中に、故・田中角栄という元総理大臣がいます。 彼は、中学しか出ていなかったが、日本の総理大臣にまでなった、立身出世の人物です。 聞くところによると、彼は物覚えが良く、目的意識がとても強い人だったと言います。 初めて会う選挙区のお父さんの名前は勿論、先代の人の名前、奥さんの名前、子供達全て、そして、孫の名前まで覚えていて、会話に盛り込んだと言うのだから、驚きの一言です。